インプラントってどんな歯歯を失うとインプラント治療の進め方難症例に対する治療法インプラント治療期間.費用インプラント治療例

インプラントの診査.診断

術前処置

インプラント埋入手術

インプラント補綴

メインテナンス

静脈内鎮静

病診連携

インプラント治療に用医いる療器具

歯周病患者とインプラント

管理者インプラント治療って何?東京インプラントセンター

HOMEインプラント治療の進め方>歯周病患者とインプラント

現代の治療指針 クインテッセンスに発表した論文をHP用に改編 1/2 1.2. 次のページ

歯周病患者に対するインプラントの治療指針

 インプラント治療が欠損補綴の第一選択と言える様になった現在でも、インプラント治療は全ての症例において条件が異なり、その治療計画を間違えれば高い予知性を得ることは出来ない。欠損補綴の選択肢としてインプラントを選択する事になるが、診査、診断は欠損顎堤の状態のみならす、残存歯の状態が治療の難易度を左右する事になる。欠損が小範囲で、軟組織、硬組織の欠損が無く、残存歯の歯周環境、咬合状態が良好な場合、治療結果は、咬合、歯周、審美の各要素において良好な結果を得ることは比較的に容易と考えられる。しかしながら、現在、欠損を主訴とし顎口腔機能の改善を願う患者の多くは、歯周疾患に罹患しており、欠損の原因も歯周疾患が原因であることが少なくない。この様な患者の場合、欠損顎堤は軟組織、硬組織共に欠損が生じ、残存歯は歯周、咬合共に問題が生じている。現在、来院する多くの患者はこういった数々の問題点を抱え、ただ単に欠損部位にインプラント補綴を行っても、高い予知性を得ることは出来ない。多くの患者は応急的な欠損部への補綴を望んでいるのではなく、如何に永く快適に咀嚼出来るかを求めているからである。

治療の目標

 インプラント治療を望む患者に対し治療計画を考えて行くことになるが、治療の目標は長い期間にわたる高い予知性を持ったものでなくてはならない。その為には、安定した咬合関係、清潔な歯周環境の確立が必要となり、何よりも永続したメインテナンスの行いやすい治療ゴールが重要である。それに審美性が伴うことが望ましい。その為には、残存歯および、歯冠修復物、インプラント修復物の全てに、長期間咬合を維持させる事、自己メインテナンスが良好に行えること、の二点を柱とした治療計画を立案し細部にわたる診査、診断を行う必要性がある。

残存歯の診断

 インプラント治療の予知性が高まって残存歯の診断基準に変化が生じた。抜歯に至る多くは、歯周疾患や歯根破折が原因のことが多い、予知性の低い天然歯を保存し、後に抜歯に至るケースでは、その多くで周囲の硬組織、軟組織の消失が顕著に認められる。この事は後の修復治療やメインテナンスにとっては致命的である。その為、現在では長期的に、咬合的要素、歯周的要素の両方に長期予後の見いだせない場合は、早期の内に抜歯をすることが、歯周組織の保存という観点、その後のインプラント治療を含む修復治療の予知性からは望ましいと考えられるようになった。しかしながら、インプラントによる修復された補綴物は決して天然歯を凌駕するものではなく、また再生療法の進化を考えると、抜歯、保存の適応を多角的に検討し、長期的な機能回復にあたりどの選択肢を適応するかを患者と十分に論じ、その利点欠点について十分なインフォームドコンセントが実践されなければならない。

歯周疾患とインプラント

 歯周疾患を併発した患者へのインプラントの施術に当たっては、基本的には歯周補綴処置と同様に、細菌のコントロールと力のコントロールに十分な配慮が必要となる。歯周疾患により欠損が生じている様な患者の口腔内の細菌叢ではインプラント周囲炎を容易に起こす可能性が高いであろうし、咬合関係は崩壊し、正常な下顎位を維持することが困難と考えられるからである。また正常な咬合関係は残存歯の保存に必要な条件とも言えよう。

1/2 1.2. 次のページ

このページは「歯周病患者に対するインプラントの治療指針」ザ・クインテッセンス、
YEAR BOOK 2003 現代の治療指針 208-209、2003. 小川洋一をHP用に改編したものです