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インプラントの成功の基準

インプラントの成功の基準

1.

インプラントは、患者と歯科医の両者が満足する、機能的ならびに審美的な上部構造をよく支持している。

2.

インプラントに痛み、不快感、知覚の変化、感染の徴候などがない。

3.

臨床的に診査するとき、個々の連結されていないインプラントは動揺しない。

4.

機能下1年以降の経年的なインプラント周囲の垂直的骨吸収は0.2mm以下である。

Smith DE,Zarb GA.Criteria for success of osseointegrated endosseous implant.J Prosthet Dent 1989;62:567-572
Albrektsson R,Zarb GA.Current interpretations of the osseointegrated response:Clinical significance.Int J Prosthodont 1993;6:95-105.

研究者らによる論文に見る成功率

フィクスチャー712本による293個のインプラント補綴物5年間の安定率は98.7%

Torsten Jemt,DDS,PhD
INT J Oral Maxillofac Implants 1989;4:211-217

上顎において621本のフィクスチャーによる250個のインプラント補綴物の2〜8年の安定率は99%

下顎において506本のフィクスチャーによる247個のインプラント補綴物の2〜8年の安定率は97%

Myron Nevins,DDS
INT J Oral Maxillofac Implants 1993;4:428-432

ブローネマルクインプラント4641本において69本(1.5%)が早期に失敗したそのうち多数を占めたものは骨が軟質で著しい吸収を示す上顎、および7mmのフィクスチャーに認められた

Bertil Friberg,DDS
INT J Oral Maxillofac Implants 1991;2:142-146

今から10年以上前に世界では早くも高い成功率が報告されています
しかしこれらの多くが同一施設において行われた治療結果の統計であることを忘れてはいけません。高い成功率の報告と同時に以下のような統計も発表されています。

未熟な外科医によって埋入されたインプラントの失敗は、経験豊富な外科医によって埋入されたものの2倍ほどであり、その差は統計的に有意であった。

Lambert PM,Morris HF,Ochi S.Positive effect of surgical experience with implants on second-stage implant survival.J Oral Maxillofac Surg 1997;55(Suppl 5):12-18

数々の長期予後の研究論文をからインプラント治療を長い期間において成功に保つには次の事項に影響され、以下の論文があります。インプラント治療を受診する際のポイントとなります。

インプラント治療の長期予後は、患者、インプラントコンポーネント、および治療にあたる臨床家の力量によって決まる

Albrektsson T, Branemark PI, Hansson HA, Lindstom J. Osseointegrated titanium implants. Requirements for ensuring a long-lasting,direct bone-to-implant anchorage in man. Acta Orthhop Scand 1981;55:155-170.

まとめ

 上記の内容を簡単な解説と共に言い換えれば、インプラント治療は、全身的、局所的に適した患者さんに、数あるインプラントの種類の中から、適切なインプラントシステムを用い、熟練した歯科医師によって治療が行われれば、長い期間安定して使うことのできる安全な治療方法であることが証明されています。ということではないでしょうか。

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